テレマークスキー滑走記

朝里岳1117斜面（Ｈ23.2.20）


9：00（ゴンドラ山頂駅）→滑降地点（10：17）
10：31（滑降地点）→11：06（シールトラバース）→11；47（スキー場）


天候：曇りのち晴れ
雪質：上部　軽くて深い雪　　　下部　湿った深雪





昨日スキー場で遊びすぎて今朝起きると太ももが筋肉痛になっていた。

しゃがむと痛くて起き上がれないくらいに。テレマークターンは

慣れると疲れない滑り方ができてくるものだが、それにも限度がある。

次の日の事も少しは考えろと、自分に言いたい。








うわぁ～　真っ白でまるでおとぎの国みたい♪　　　　なんちゃって。困ったなぁ・・・





山頂駅から樹林帯に踏み出すと、ヒザまでのラッセルが待っていた。

幸いにも雪は軽く、筋肉痛にやさしい雪だった。

視界が悪いが風が殆ど無いのが救いだ。

でもこれ以上ガスが濃くなれば滑走面の状況が確認できないので

おとなしくスキー場に引き返そう。






太陽が顔を出し始めた。　天候回復の兆し




今日の目当ては朝里の東斜面なので、朝里岳の尾根に乗る手前で南に

進路を変え、トラバースする。ラッセルが大した事なければ1117の斜面

を滑って、そこから白井岳に登り返そうと一応登山届けにはそう書いたが

妻とランチ＆買い物の約束をしてるし、このラッセルでは無理だ。

滑降ポイントに着くのに予定を大きく超えて１時間以上オーバー。






晴れてきた　　白井岳の斜面が良く確認できる






吊り尾根の方　　　




滑降ポイントに着いた時には既に晴れて最高のコンディションが整っていた。

今日の斜面は風下側の急斜面。最近日中の寒暖の差も激しかったし

ここ数日間の降雪もあって注意が必要だ。

ピットチェックの結果は２箇所掘って評価３・・・浅回りでなるべく斜面にストレス

をかけないように滑ることにした。






このスキーヤーズレフト側にオープン斜面があるけど、今日は樹林帯を選んだ。





雪はさすが風下斜面だけあって物凄く深かった。雪崩が恐かったので

浅周りの猛スピードでボトムまでいっきに滑り降りた。

かなり飛ばしたのでスキーが雪の表面をなでるように浮いた。

帰ってＧＰＳで速度を確認したらＭＡＸ49.7ｋｍも出ていた。






ボトムから　　　　途中止まらなかったので斜面の写真はなし
　







朝里岳沢の源頭付近




ボトムの雪がまた深かった。一瞬帰れるかと心配になった。

ずっと沢を降りてもろくなことがないので、さっさとシールを付け

右岸の斜面の斜度が落ち着くＣ830付近で斜面を上がり東へ

大きくトラバースする。今日は天気がいいから白井岳への登り

トレースと交差するだろうと見込んでいたが、その通りになった。

ラッセルから解放された。後は急いでスキー場に戻るだけだ。







グーグルアースにトラックを重ねた







ＧＰＳトラックログ　赤：登り　　青：下り　　オレンジ：シールつけてトラバース
雪崩注意！


※ボトムから白井岳に登り返す時は黒い点線のルートが安全さ。
　 これよりも上部の斜面から取り付くのは急だから厳しい_(･｡･)。




１２時半に自宅に着き急いでシャワーを浴び、無事に出かける事ができた。

深い谷に入り込んでいたと思ったら、その数時間後には札幌駅前の

人混みの中にいた。