テレマークスキー滑走記

無意根山（豊羽鉱山から）



7：50（無意根山荘跡）→10：13（千尺高地）→12：09（山頂）
→17：00（無意根山荘跡）



天候：晴


雪質：　Ｃ1269から上はオールフィルムクラスト　　下部ザラメ　　









前日のチェックの通り登り始めの旧スキー場はスキーで登る事ができた。

登りきる前で西側を巻いたところから雪が切れていて100ｍほどスキーを担ぎ

笹ヤブ漕ぎをする。ふと横を見たら夏道が出ていた、あらら。

冬はたくさん来ているけど、夏に登った事は１～２度しかないので夏の

登山道というのは実際よくわかっていない。



きょうは２人だったので、滑る時以外はずーっと色々な話を

しながら歩いていたような気がする。まるで遠足に来ている感覚だった。

先行者が１名いたが、千尺高地のピストンだった。その方のクラシカルな

道具は古くから親しまれている千尺高地のツアーコースにとても

似合っていた。










千尺高地から。　　　尾根が黒いよ、大丈夫かなぁ。










Ｃ1269は尾根に取り付く前に一度スキーを外してから尾根に上がる。








Ｃ1269からの尾根上から、雪質はフィルムクラストに変化した。

今日のフィルムクラストは表面の薄氷と雪面の間で２ｃｍ～５ｃｍも

空隙があるもので、これは自分もはじめて見た。

歩くとしゃりしゃりと薄氷が壊れる音がとても心地よい。










テラスの状況。夏の急斜を上がらないで東から巻いたら行けるんでないの？










ちょっとしたアトラクションがいっぱいで飽きないや。










山頂から中岳と羊蹄山。　中岳のあたまに尻別岳がのぞいてる。









山頂でのんびりと昼食をとる。自分たちの後に同じ鉱山側からツボで

上がってきた２人組の方とお互いツーショットの写真を撮りあう。

昼食を終えてエントリーポイントヘ向かうときにはもうワクワク気分だった。

日射は非常に強かったけど、温度が極端に上がっていないので

フィルムクラストはそのまましっかりキープされている。

今シーズン最後の滑走になるかも知れないこの斜面。










１本目の２人のトラック。　　言葉にならない。










２本目　Ｒ：こざるん










２本目　Ｒ：こざるん










２本目　Ｒ：こざるん








週末スキーヤーの僕達が山に入るタイミングで、こんなに不思議で

とっても素晴らしいフィルムクラストにめぐり合う事ができるのは

今後何回あるだろうか。

そんな思いを抱いてしまうほど最高のコンディション。

そして今の自分ができる最高のターン。









東斜面で遊んだ後は、登りの途中で目をつけていた獲物を摘みながら下る。










そしてまた滑る。　　　　　　Ｒ：こざるん（千尺北東斜面）










西日を浴びて滑る。　　　　　　Ｒ：こざるん（千尺北東斜面）








遊びきって夕方１７時頃車についた。

こういう感動を味わってしまうと、まだスキーシーズンは終了したく

ないなぁ。まだ滑りたいよ。








１本目の動画。１分40秒のしゃりしゃりタイム。
時々フレームアウトしているのは、眩しくてカメラのモニターが
ほとんど見えなかったから、半分勘で撮影したためです。






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