テレマークスキー滑走記

無意根山　薄別ルート（Ｈ21.5.24）

7：24（林道ゲート）→8：42（宝来小屋）→10：14（無意根尻小屋）→11：47（山頂）
12：17（山頂）→12：48（無意根尻小屋）→13：59（宝来小屋）→14：10（林道ゲート）

天候：曇りのち晴れ
雪質：ザラメ
移動形態：MTB、徒歩、スキー

今日は国道230号線沿いの薄別から林道を巡って
無意根山へ向かいました。
国道から脇道に入って間もなく林道ゲートがあり
ゲート手前で車を駐車し、MTBに乗り換えます。


ブーツ付きのスキーを背負ってMTBに乗る

スキーセットを背負ったザックはとても重く、林道がまた
結構な勾配なので登りはほぼMTBを押して宝来小屋に着く。
宝来小屋には林道ゲートの鍵を開けて入ってきた登山者の車両が
４~５台ほど駐車されていた。（途中で2台の車両に抜かされた）
MTBの押しでは体力のロスが大きく、自分もおとなしく林道の鍵を
持ってくれば良かったと後悔する。

宝来小屋にMTBをデポし、今度は夏道を徒歩で歩く。
ところどころに雪があるが、途中できれているので
スキーはまだ履けない。スキーが木にひっかかって
邪魔くさい。


標高986ｍ付近のスノーブリッジの状況　　かろうじて通過できた


大蛇ケ原　ここからはスキーを履いてもOKよ♪

無意根尻小屋に着いた頃には、久しぶりの持病のヒザ痛が
始まり、帰りのツボ足での下りが思いやられる。
今日は１Lのスポーツドリンクを用意したが、ここの時点で
もう半分しかなかった。今日はやけに喉が乾くなぁ。


無意根尻小屋

テラスへの急斜面はさすがにスキーでは無理で、ここで
またスキーをザックに付けてツボ足で登る。ブーツを雪に
蹴り込んで登らないと滑落しそうなくらいの急斜面で、
ここでも体力が・・・。登りきった平らになる場所はハイマツ
で雪が切れており、50ｍほどハイマツ漕ぎをさせられる。


山頂の大斜面　札幌市内から見えるあの白いクジラの背中です


喜茂別岳や中岳も見えてきました

今日はピークのケルンに用事は無いので、山頂付近
の滑り始める場所にて昼食。シールを外す。


山頂付近　雪屁はないが場所によってはノール部分にクラックが・・・


挨拶し、先に降りていった4人パーティ　気持ちよさそうです

自分は来た道のあのハイマツ漕ぎがウンザリしたので
山頂から極力ストレートのラインで滑って、テラスの南側
を巻いて無意根尻小屋に行こうと考えた。
但し大斜面を降りてからテラスを回りこむ部分は
目視確認できないので、もし雪が無ければ少々面倒な
事になる。時間的に余裕があったので、賭けで降りて
みることにした。


滑った斜面を振りかえる　今日はとても滑る雪です　

久しぶり、そして今シーズン最後の滑降。
スライドしながら大きなターンで気持ちよく滑る。
この感覚来シーズンまでお預けと考えると寂しいな。

テラス回りこみ作戦は大成功でした！時にはササの
上を滑ったり、木とお友達になりながらもスキーを
脱がすに無意根尻小屋に到着できた。小屋に近く
なってからはピンクテープがたくさん付いていたの
で、皆さんも良く利用するのでしょう。

小屋に着くと学生さんたちが一生懸命煙突掃除を
行っていました5963。
小屋からは多少迷ってウロウロしながらも無事宝来
小屋まで到着できました。（既に左ヒザの痛みがピークです）


やっと着いた宝来小屋、ここからはMTBダウンヒルです

登りには1時間以上もかかった林道だが、下りはオラオラーッ！
と飛ばしてたったの10分でゲート到着。少々飛ばしすぎました。


本日のトラックログ　赤が登りで青が下り（宝来小屋～林道はカットしています）


今シーズンのスキーを終了するのにふさわしい無意根の
大斜面。とても気持ち良い滑走でした。

来年も閉山した豊羽鉱山へのアプローチができる
ことを願って。