テレマークスキー滑走記

飛行場1263～白井岳（Ｈ24.2.10）

9：20（山頂駅）→10：38（1263エントリ）11：05→
12：30（白井岳）13：05→13：24（スキー場）

天候：晴

雪質：1263東面　湿雪（足甲）　ターンしやすく板が走る雪
　　　　白井北面　乾雪（足甲）　下部ブレーカブルクラスト







国際に向かう道路で後ろのヤツがあおってきた。

さっさと抜けばいいのに抜きそうで抜かない運転がミラーに写って気になって

だんだんイライラしてきた。

自分を抜いた後も国際へ向かう人々で車列ができているのに

なんかふらふらして落ち着かない運転で前を走っている。

普段穏やかな自分だけど、ホント気に入らないヤツだと思った。

車列はそのままの順で国際の駐車場へと案内され、隣に駐車

する事になって、隣を見るとヤツもこっちを見ている。しかも笑って。

手まで振ってきている、なんだオマエは。

でもあれ？なんか見たことある顔だな。　　


・・・・・得意先のＹ田部長は前を走る車が僕だということを先に気づいて

それ知らせるためにいろいろなアクションしていたみたい。　　　頼むよ。

一緒にゴンドラ山頂まで上がって、自分は快晴の中飛行場へ向かった。











快晴無風。　　すでに暑い。









モンスターが東に向かってお辞儀をしていた。









1263エントリー地点









無意根山









ドッカーンと余市岳








キロロからたくさんの人たちが行列をつくって余市岳に向かっている。

まるでニセコをみているような光景だ。キロロの山頂駅からだと

条件さえ良ければアプローチはほんとお手軽だし人気が高い

のがよくわかる。でもスノーモービルにも人気が高いので

あの音がいつもここら辺に響き渡っているところがニセコと違う。









滑走前、スロープを見下ろす。








しばらく天候は安定していたけど、風下の急斜面なので入念にチェックを

行う。積雪表面から-48ｃｍのところに霜の層があったけど、コンプレッションテスト

の結果は評価１以下。深さ１ｍの範囲だが深部層にいく程雪が締まっている。

その場でシールを外した。

ボトムの沢の中にスノーモービルが見えた。









トラックが・・・・







雪は足甲くらいで日射の影響で湿ってきたが、クラストよりはマシ。

スピードが出るので制御するのに苦労した。腰が回ってしまう。

ボトムに降りる頃、沢で遊んでいたモービルが猛スピードで

上がってきた。１本だけトラックがついた写真を撮る前に荒らされてしまった。

あと数分行動が遅かったら自分もギタギタにされた斜面を滑るハメになった。









気を取り直して白井へ登り返す。









1263斜面。　　いい斜面だったのにな。　　モービルの通り道？









1263斜面（手前）と余市南斜面（奥）　　どっちもギタギタ。







1263を荒らしたモービルは白井二股から上がってきたものだろう。そのまま

余市の南斜面もあっという間にシマシマにしていった。

スノーモービルの動力はエンジンだから音もうるさいし自然の中では

あまりにもインパクトが大きすぎる。速度も速いからフェアじゃない。

そこを踏まえて少しはハイカーやスキーヤーに配慮してくれや。






静かな白井の山頂で昼ごはんを食べてから今度は北斜面を滑る。

雪は浅いけどさすが北向き。まぁまぁいいパウダーだった。

硬くなった雪の落下塊に引っ掛かると危ないので細心の注意を。

今日はセンター120の板よりも100の方の板を持ってきたほうが正解だったと思う。











ＧＰＳトラックログ　赤登り　青下り

（注）1263の斜面は雪崩のリスクを伴う危険な斜面です。